東京オリンピック2020の新種目である自転車競技、BMXの日本代表選手に選ばれた中村 輪夢(なかむら りむ)さん。
輪夢さんがBMX選手になったきっかけは、父である辰司(たつじ)さんの影響が大きいのだそうです。
辰司さんとは一体どのような人で、どのようなお父さんなのでしょうか…?
今回は輪夢さんの父・辰司さんに焦点をあて、輪夢さんとのエピソードを絡めつつ詳しく紹介をしていきます!
すぐ読める目次
中村輪夢の父・辰司さんも元BMX選手!
そもそも輪夢さんがBMXという自転車競技を始めたきっかけは、父の辰司さんが元BMXの選手だったからだそう。
輪夢さんご自身は2歳の頃から自転車に乗り始め、3歳で競技を始めています。
その後、5歳で初めてBMXの大会に出場し、今では五輪代表選手に。
そこで父である辰司さんの現役選手時代を調べてみました。
が、どうやら辰司さんがどんな選手だったのかについては公式に残っていない様子。
とはいえ息子さんの輪夢さんの活躍ぶりからすると、お父さんの実力やコーチング力はかなり高いように感じられますよね。
中村輪夢の父・辰司さんの現在の仕事は?

【出典】https://news.yahoo.co.jp
元はご自身もBMX選手だったという辰司さんですが、今現在は何をしている方なのでしょうか?
ここでは辰司さんの、現在のお仕事や活動を紹介していきます。
辰司さんはお店のオーナー
現在の辰司さんは、京都でお店の経営者をされているのだそう。
そのお店とはBMXの専門店で、BMXの世界では有名なお店のようです。

【出典】http://blog.livedoor.jp/hangoutbmx/
店名は「HANG OUT」。
BMX SHOP HANGOUT〒615-0854 京都府京都市右京区西京極堤外町18−45090-8238-3679
Facebookでは基本データ欄に、
京都にあるBMX SHOP HANGOUTです!京都でBMXを楽しむならゼヒ〜
とあります。
開店は1999年だそうなので、20年以上続く老舗といって良いようですね。
また、コメントには次のような紹介が。
BMX暦20年のBUUYOUNGさんが
BMXについて何でも教えてれる
2021年7月の現時点で辰司さんは、47歳とのこと。
人生の大半をBMXとともに歩んでこられたようです。
ちなみに上記で紹介したコメントにある「BUUYOUNG」さんは辰司さんのこと。
読み方は「ブーヤン」さん。
実際に選手の皆さんたちからは、ブーヤンの愛称で親しまれているのだそうです。
BMX連盟のメカニック担当も
オーナーとしてBMX専門店を経営をされながらも、全日本フリースタイルBMX連盟のメカニックを担当している辰司さん。

【出典】一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟より
もちろん、輪夢さんの自転車をメンテナンスする際は辰司さんが担当。
輪夢さんも小さい頃から自転車で分からないことがあると、辰司さんに相談に乗ってもらってきたのだそう。
-ライダーでもあるお父様からアドバイスされることもありますか?
サッカーや野球のように監督と呼ばれる人がいないので、友達と教え合ったりもしますが、だいたいはお父さんに聞きます。
【引用】Q&A Sports Interviewより
身近に強力なサポートをしてくれる味方がいて、輪夢さんはかなり心強いでしょうね。
中村輪夢の名付け親は父・辰司さん!由来がすごかった
輪夢さんの名前を付けたのは、他でもない父・辰司さんだそうです。
注目度が上がるにつれ、輪夢さんの名前の由来を聞かれることも増えた様子。
辰司さんは、各メディアで次のようにコメントをしています。
名前の輪夢はBMXショップを経営する父辰司さんが自転車のリムから付けた。
【引用】日刊スポーツ 2020/01/22より
自転車でいうリムとは、下の画像にある部品の一部のこと。

【出典】https://ninomaeituki.hatenadiary.jp/entry/2016/12/12/202045
リムは、ホイールの強度を保ち、タイヤを適正に装着するための重要な部品です。
【引用】【初心者向け】自転車リムとは?より
他にも、輪夢さんが生まれた1999年に冬季オリンピックが開催されたことも関係しているのだそうです。
その名の通り、中村はBMXで五輪金メダルの夢を目指す。「まだまだBMXは知られていないスポーツなので、東京五輪をきっかけに知ってもらえたらうれしい」。正式に五輪代表に決まって、中村の夢がまた1歩前進した。
【引用】日刊スポーツ 2020/06/09より
自転車の車輪からだけではなく、「輪」という文字には五輪への思いが込められているとのこと。
父子としてもBMX選手としても二人の絆の深さが感じられる、素敵な由来があったのですね…!
中村輪夢と父・辰司さん、父と子の感動エピソード!
それではここで、輪夢さんと父・辰司さん絆の深さを感じさせる感動のエピソードを紹介していきます。
輪夢さんの幼いころから支え続けてきた辰司さん。
一体、どんなエピソードがあるのでしょうか。
辰司さんは最強のサポーター
辰司さんはメカニックとして輪夢さんの自転車の整備をしつつ、メディアへの対応やスケジュールと体調の管理など細やかなサポートもしているとのこと。
もちろん輪夢さんの努力の賜物ではありますが、陰で支える辰司さんの力はかなり大きかったのではないでしょうか。
各メディアでは、そんな辰司さんを次のように紹介しています。
元BMXライダーで京都市内でBMXショップを経営する父辰司さん(42)に連れられて競技を始めたのは3歳の時。自転車に乗るには、まず補助輪付きで練習するのが普通だが「すぐに乗れた」と中村。練習場を求めて父の車で深夜に移動。日が明けるのを待って練習を始め、日没まで続けることもある。
【引用】日刊スポーツ 2017/06/12より
輪夢さんがまだ幼い頃から良き父親であり、良き指導者として手厚くサポートしてきたことが分かりますよね。
現在では、お店を経営するかたわらで輪夢さんの海外遠征にも専属のメカニックとして同行。
輪夢さんの数々の受賞をサポートしてきました。
輪夢さんは「1年の半分は海外へ遠征している」とのこと。
ですから、辰司さんも同じスケジュールで動いているようです。
強力なサポーターである辰司さんのことを、息子さんである輪夢さんはどのように捉えているのでしょうか。
次に、実際に輪夢さんがインタビューで辰司さんについてコメントしている動画を観ていきましょう。
「お父さんがいなかったらBMXは始めていない」
下で紹介している動画の中でも、輪夢さんは辰司さんの存在の大切さについてコメントをしています。
輪夢さんにとって父・辰司さんは、自転車を始めたきっかけとなった大きな存在。
その上で、
- 「かけがえのない存在」
- 「お父さんがいなかったら自転車は始めていない」
- 「無くてはならない存在」
- 「(バイクは父に)任せてるので僕は乗ることだけに集中している感じ」
と言葉にしています。
辰司さんも輪夢さんについて次のようにコメント。
- 「怪我がないよう、小さな頃からプロテクター類を装着させてきた」
- 「(輪夢さんが)技をイメージしやすい場所に連れて行って練習することを心掛けてきた」
一番高くて「4メートルの高さまでジャンプする」という輪夢さんですが、これまでに一度も骨折をしたことがないのだそう。
その理由の一つには、辰司さんの指導方法は欠かせないものであることが分かりますね。
「息子がBMXでスターになることが夢」
元BMX選手だった辰司さんは各メディアで報じられているように、
「BMXという競技がもっと有名になることが現役時代からの願いだった」
との思いを度々、口にしています。
そのためには「息子がスターになること」が夢であり目標でもあると語る辰司さん。
その気持ちは輪夢さんも同じよう。
次に紹介する動画の中で、輪夢さんも
「将来は世界で活躍して、日本を引っ張っていきたい」
「BMXライダーが目指してくれるような、そんな人になりたい」
と答えています。
また、自身の名前の由来について聞かれコメントをする場面も。
「輪夢と言う名前はお父さんに託されているもの。なので、やはり五輪で金メダルを取りたい」
そう答える輪夢さん。
二人の間にある信頼という大きな強みが、金メダル獲得への道に繋がっていっているようですね。
中村輪夢の家族構成

(左から)輪夢さん、姉・百果さん、母・麻美さん、父・辰司さん
ここまでは父・辰司さんについての紹介をしてきました。
が、「お母様はどんな人なのか」「やご兄弟はいるのか」など、家族構成も気になります。
そこで輪夢さんのご家族について調べてみました!
母・麻美さんの言葉『You Can Do It』
輪夢さんのお母様のお名前は「麻美(あさみ)」さんと言います。
とても綺麗なお母様ですね…!
麻美さんもインタビューに応じ、輪夢さんとのことを次のようにコメントをしています。
――お母さん(麻美さん、44)はドキドキするんじゃないですか?
麻美さん「慣れました。わたしは怖さが分からないので“やってみるのもいいんじゃない”みたいな(笑い)」
輪夢「海外の動画を見て、お母さんは“これをやってみたら”って簡単に言う。できる時もあるけど“これは無理やろ”というのもある(笑い)」
【引用】スポニチAnnex 2021/07/08より
笑顔でやりとりする様子が目に浮かぶようですね。
辰司さんとも関係良好なようですが、輪夢さんは麻美さんとも仲が良いようです。
試合前には「モチベーションアップのため音楽を聴くなどの工夫をしている」という輪夢さん。
ですが、やはりBMXは危険をともなうスポーツであるため、恐怖感は拭い去れないとのこと…。
そんな輪夢さんの競技生活をサポートする上で、麻美さんもかなり大切な存在なようです。
『You can do it』
3歳で競技を始めて以来、
世界を見据え、新たな技に挑戦し続けてきた中村選手。
しかし…
「新しい技をやる1回目が本当に怖くて」
新しい技への挑戦は、同時に恐怖心との戦いでもありました。
そんな時、いつも見守ってくれていた母・麻美さんにかけられたのがこの言葉。
自分を信じて、恐怖心に打ち勝ち、新しい技に挑戦し続けてきました。【引用】日本テレビ「POWERフレーズ」より
輪夢さんは「あなたならできるよ」という、麻美さんの言葉に支えられてきたとのこと。
他にも、試合前には「勝つ」の意味を込めてチキンカツを作ってくれることもあるのだそう。
麻美さんのお仕事は今のところ不明です。
が、辰司さんのBMX専門店「HANG OUT」の経営の手助けをしているのでは?と言われています。
“1年のうち半分を海外への遠征で留守にする”という辰司さんに代わって、お店を切り盛りしているのかもしれません。
姉・百果さんとのBMXの思い出
輪夢さんのご兄弟は、2歳年上のお姉さんが一人。
お名前は「百果(ももか)さん」と言います。
Facebookには母・麻美さんとのツーショット画像がアップされていました。
(左)母・麻美さん (右)姉・百果さん
お母さんと同じく、お姉さんも綺麗な方ですね。
現時点では姉の百果さんはBMXをされていないのか、公式に名前は挙がっていない様子。
ですが以前、輪夢さんは百果さんとBMXに関する思い出を語ったことがあります。
それによると百果さんも小さい頃はBMXをされていたようで、なおかつ輪夢さんを上回る実力の持ち主だったのだそう。
「同じクラスで出たのは姉とぼくと、ぼくと同い年の男の子3人。その中で最下位でした」
【引用】https://moet-678.com/archives/8732
輪夢さんが初めて大会に出場した時の年齢は5歳。
お姉さんの百果さんが7歳くらいの時の思い出なのかもしれません。
2002年生まれの輪夢さんは、現時点では19歳。
ご家族のサポートが相当、心の支えになっていることが分かります。
辰司さんの思いや自身の夢をかなえるためにも、ぜひとも東京五輪での金メダル獲得を勝ち取って欲しいですね。