男子フィギュアでアメリカ代表として出場の樋渡知樹(ひわたし ともき)選手。
2019年3月にクロアチアで開催された世界ジュニア選手権では初優勝を果たし、注目度を集めています。
見た目は完全に日本人だけど、国籍は日本なのかアメリカなのか?テニスの大坂なおみのように日本語は片言なのか?などが気になりますよね。
ということで調べてみました。
すぐ読める目次
樋渡知樹はハーフ?純日本人?
樋渡知樹の国籍は?
樋渡知樹選手は、アメリカ東海岸のニュージャージー州イングルウッド出身。
貿易商社社員だった父親の仕事の関係で、米国駐在中に生まれました。
生年月日は2000年1月20日。2と0が多くて覚えやすいですね。
生まれた翌年の2001年7月には、イリノイ州ホフマン・エステートへ移住しています。
アメリカ憲法では、「アメリカで生まれ、あるいは帰化したものはアメリカ市民である」とアメリカ憲法で定められているため、樋渡選手は生まれた時からアメリカ国籍を持っていることになります。
ただ樋渡選手の父・仁司さんと母・里美さんは共に日本人。日本は血統主義のため、日本人の両親から生まれた樋渡選手は同時に日本国籍も持っていることになります。
つまり「二重国籍」ですね。
ただ、22歳までにはいずれか一方の国籍を選ぶ必要があるため、2つの国籍を保有していられるのはあと2年ちょっととなります。
樋渡知樹の日本語力について
言葉に関してはで家庭でごく普通に日本語を使っているそうなのでばりばり喋れます。
しかも、ご両親が神戸出身のため、なんと話すのは関西弁なのです。
↓こちらは、樋渡選手が以前演技後のインタビューで日本のファンへのメッセージを求められた時の様子。公の場なので抑えめなのかもしれませんが、イントネーションは標準語じゃないですよね。
「日本にファンがいるのかっていう…(笑)。そうですね、まあやっぱり嬉しいですね。僕は日本人でもアメリカ代表なので日本でもあまり活躍してもあまり名前が出なかったし、とりあえず今回のでちょっとだけ名前が出るようになればいいなって」
もちろん、英語も話せます。
樋渡知樹にきょうだいはいるの?

以前父の仁司さんが知樹渡選手に成り代わって更新していたブログ「智樹のスケート日記」には、「音大ピアノ科卒のお姉ちゃん」と「2番目のお姉ちゃん」との記述があります。
どうやら3人姉弟のようですね!
ちなみにピアノをやっていたお姉ちゃんは今も音楽に関わる仕事をしていらっしゃるようで、お名前は仁美さん。
両親の仁司さんと里美さんの字を一字ずつもらってのお名前なのでしょうか?
現在は日本にいらっしゃるのですね。
次女については残念ながら分かりませんでした。
樋渡知樹のオフは?第二の故郷・神戸を満喫!

憧れの浅田真央選手と撮った小さい頃の写真
上述の通り、ご両親は神戸のご出身。神戸甲北高校の同級生だったそうです。
日本にはご両親のビザの更新などで数年に一度帰国しているという樋渡知樹選手。
お姉さんだけでなく、おばあちゃんも兵庫にいらっしゃいます。
ジュニア選手権優勝後は、そんな第二の故郷である神戸を訪れ、つかの間のオフを満喫していたようです。
“里帰り”した樋渡知樹選手は約3週間の日本滞在中、小さい頃から憧れていた浅田真央さんのアイスショーを見に行ったり、アニメ「コードギアス 復活のルルーシュ」の映画を見たり、大好きな焼き肉と寿司を食べたり、かなり楽しんでいた様子。
「住んだことのない異国だけど、(結婚などで伊丹市に住む)姉や親戚もいるし、身近な気持ちでいます」とのことだそう。
さらに来日前には、「金メダルを持ち帰れてうれしい」ともインタビューでは語っていました。(神戸NEXT新聞)
樋渡知樹が日本代表になる可能性は?
アメリカも日本も愛する樋渡知樹選手ですが、冒頭でお伝えした通り、”二重国籍”の状態で、22才になる頃にはどちらかの国籍を選ばなければなりません。
2019年現在は19才なので、日本代表として大会へ出場することも規定上はできるのです。
ただ、羽生結弦くんや宇野昌磨くんなど、レベルの高い選手が多数いる日本から出場枠を競うよりは、アメリカ代表としての出場の方が堅実なようですね。
日本代表になる、というのも無理な話ではないですが、現実的にはこのまま米代表として活躍される姿が想像できます。
樋渡知樹のインスタは2ヶ国語で更新
樋渡知樹のインスタにはポケモンがよく出てくる?
ご自身のインスタグラムでは、ほぼ毎回英語と日本語でそれぞれ投稿が。
話している感じもそうですが、言葉も全く違和感がないですよね。
さらに、投稿の中では時々ポケモンネタが!
全米フィギュア選手権での演技の後にも、リンクにポケモンのぬいぐるみが投げ入れられていましたよね~。
投げ入れられたポケモンのモンスターボールを抱いたまま結果を待つ可愛らしい様子も見せてくれました。
まとめ
ジュニア選手権後には、「小さい頃からの夢だったけど、今は明確な目標として『出たい』と言える」と、2022年の北京冬季五輪へ、米国代表として出場を目指している樋渡知樹選手。
演技にももちろん注目ですが、関西弁での軽快なインタビューやリンクの外で見せる顔にも注目していきたいですね!