Mステにも出演を果たした女性2人組のラップユニットchelmico(チェルミコ)。
爽健美茶のCMソングを聞けばあ〜!となる方も多いはず。
メンバーのMamikoさん・Rachelさんは元モデルということでルックスも抜群ですが、見た目のかわいさとラップスキルのギャップも人気が上昇している理由の一つのようです。
今回は、そんなchelmicoがどんなグループなのか、結成の経緯や活動、メンバーのお二人のプロフィールなどについてもご紹介します。
すぐ読める目次
chelmicoってどんなグループ?
chelmicoの名前の由来
chelmicoとは、2019年8月にメジャーデビューを果たした女性2人組のラップユニット。
読み方はそのまま、「チェルミコ」です。
メンバーは神奈川県出身のRachel(レイチェル)さんと東京都出身のMamiko(マミコ)さんの2人組。
「Rachel」と「Mamiko」の名前を組み合わせて「チェルミコ」にしたそうです。
友人から何気なく提案され、この名前になったのだとか。
chelmico結成のきっかけ
chelmicoの結成は2014年10月。
その年、「ミスiD2014」という講談社主催の女性アイドルオーディションでグランプリであるミスiDに選ばれていたRachelさんは、「シブカル祭。」という渋谷パルコで行われるイベントで友人である実行委員長に「なにかして!」とお願いされます。
Rachelさんがもともとラップ好きだったことに加え、たまたま見たラップバトルシーンが出てくる映画「Tokyo Tribe」を観て感化され、Mamikoさんを誘ってラップをやることにしたんだそう。
それまでは聞くだけでラップをやったことがなかった二人ですが、Rachelさんの友達のGOMESSさんというラッパーに歌詞を書いてもらい、イベントで披露。
それが思いのほか好評で、1度きりと思っていたところにオファーが舞い込むようになっていったそうです。
結成秘話については二人がインタビューで語っていました。
レイチェル:私とGOMESSくんが元々友達だったんです。最初どこで会ったかわからないけど、2人ともラップ好きだし、GOMESSくんもラップやってるしで、ある時一緒に映画『Tokyo Tribe』を観に行ったんですよ。それでめっちゃ盛り上がって「ウチらもラップできるでしょ! やろうよ!」みたいな感じになってしまい。そして都合よくその夜に”シブカル祭。”の実行委員長から「来月のシブカル祭。にミスiDステージがあるから、その中で何か出し物してよ」って言われたので、「じゃあ、ラップするか」ってなったんです。
それでマミちゃんを誘って、「せっかくだからオリジナル曲作ろう」ってなり、GOMESSくんが知り合いのトラックメイカーの人にお願いしてくれて。もちろん最初は私たちラップを書けなかったので、言いたいことを全部カラオケで箇条書きにしてメモって、それをGOMESSくんがリリックにまとめてくれるっていう形で。ちゃんと韻とかも踏む感じで。
――最初それで何曲くらい作られたんですか?
レイチェル:1曲だけです。当日その場しのぎの出し物的な感じだったので。
まみこ:私は大学受験前だったんですよ。だけど思い出作りにと思って。レイチェルから誘いのLINEが来たのがスタバで友達と一緒に勉強してる時だったんですけど、そしたらその子に「やってみなよ」って言われて。「まぁいっか、1回なら」って感じでそこから始まり、いざ曲作って、ライブしたらいい感じになっちゃって(笑)。
レイチェル:そのあとミスiDのステージを観てくれたのか、もしくはネットとかで知ってくれたのかわからないですけど、とあるシンガーソングライターの方から「今度企画やるから出てよ」って言われて、それで初めて「あら? 次もあるの?」みたいな感じになって。
出典:spincoaster
ちなみに、Rachelさんが3つ上と年齢は少し離れていますが、2人とも元はモデルをやっていて、撮影で時々会うくらいの関係だったそう。
最初に会った時から「気が合うな」とは感じていたと言いますが、一緒になった3回目くらいのスタジオ撮影の合間にリップスライムの曲がかかり、お互いが好きだったため意気投合して仲良くなったのだそうです。
仲良くなったきっかけもラップ繋がりだったんですね!
CMでも話題!chelmicoの代表曲は?
CMに使われているChelmicoの代表曲は?
そんな彼女たちの存在を世に知らしめるきっかけとなったのが、「Highlight」。
出だしからテンポの良いラップで始まり、自然と体が揺れる心地よさが魅力。
三越伊勢丹のCMで使用され、現在ではYouTubeで165万回再生されるほどの人気曲に。
その他にも、メジャーデビュー前から多くの企業CMソングとして起用された曲が多数あり、それも花王や日本郵政、レオパレスなど、有名企業のものが多数。
2019年2月から放映が開始された『爽健美茶』のCMでは、女優の榮倉奈々さんを始め、モデル・女優のSUMIREさんなど25組が、chelmicoと「爽健美茶のラップ」を口ずさんでいます。
2018年8月リリースのメジャー・デビュー・アルバム『POWER』に収録されている「Player」は、Apple WatchのCMソングになっています。
chelmicoが多くの有名企業CMに起用される理由とは?
メジャーデビューして日が浅いChelmicoですが、なぜこんなにも有名企業から重宝されるのか気になりますよね。
クリエイティブディレクターの三浦崇宏さんは以下のように分析しています。
「昔でいう、PUFFYをイメージしてもらうとわかりやすいです。歌もよくて、MCなどのタレント業もこなし、ファッショニスタとしても憧れの存在になり得る。この世代だと『水曜日のカンパネラ』のコムアイくらいしかいないと思いますが、彼女たちもゆくゆくはそういう存在になりそうですね」
出典:https://r25.jp
言われてみると、chelmicoのラップはなんとなく優しくてゆるい雰囲気で、ラップなのに尖っていない感じが幅広い層に受け入れられやすい感じがします。
世代にもよりますが、「昔のPUFFYのイメージ」と言われると分かりやすいですよね。
ラップのセンスもありながら、脱力系な雰囲気があり、ルックスも◎ということで、広告との相性がとても良いのかもしれません。
chelmicoのメンバープロフィール
最後に、chelmicoのメンバー2人を紹介していきたいと思います。
Mamiko
本名:鈴木真海子(すずきまみこ)
生年月日:1996.06.26
出身:東京都
趣味:ラジオ鑑賞、お笑い、映画鑑賞、飲み
ショートカットが映える美人ですが、まだ20代前半なんですね。
良い意味で、見た目よりもかなり大人っぽく見えます!
真海子という本名の漢字にも、親御さんのセンスを感じてしまいます。
そんなMamikoさんは、ソロでの活動もしています。
MVがめっちゃおしゃれ。
Rachel
本名:渡賀レイチェル
生年月日:1993.07.04
出身:神奈川県
趣味:映画鑑賞、読書、ゲーム、飲み
金髪がインパクトありますが、それに負けない顔立ちで、見ての通りハーフ。
ただ、家庭環境が複雑で施設で育ったそうで、どこの国とのハーフなのかははっきりしていません。
レイチェルさんはかなり映画好きなようで、chelmico結成のきっかけも映画ですし、オリジナル曲も映画からインスピレーションを受けて作ったものが多くあるそうです。
さらに、いつもオシャレなイメージのレイチェルさんは古着を着ることが多いそう。
しかも、そのほとんどが人からの貰い物なんだとか。
貰い物の古着を着こなすセンスはさすが元モデルです。
そんなレイチェルさんの目標(本人は予定と話している)は、「NHKEテレに出て、ラップのお姉さん的な感じで子どもたちと戯れたい」ということ。
幅広い世代に受け入れられやすい魅力を持っていますし、CMソングにも多数抜擢されているこのままの勢いが続けば充分叶いそうな目標ではないでしょうか??
コアな音楽好きの方々だけでなく、マスにもファンが増えそうなchelmico。
今後もますます人気が高まりそうです!